ダイエットや糖質制限が流行っていますね。
糖質制限は炭水化物に始まり甘い物が食べられない過酷な食事制限。そんな過酷なダイエットの救世主として糖質制限甘味料が注目されています!
記事の目次
糖質制限甘味料は人工的に作られた甘味料を指します。甘さを感じるのに血糖値が上がらないダイエットや健康維持には非常に有効な甘味料です。
これまでの実験のデータでは、糖質制限甘味料で血糖が上がることはなかったようです。しかし、別の作用によって血糖が上がることがあるようです。
複雑な作業により人間の体が出来上がっているため、一つの仮説として以降をご覧頂ければ幸いです。
皆さんは「別腹」という経験をされたことはありますか?
満腹状態だったはずなのに、好物を目の前にすると急にお腹に余裕ができる現象のことです。よく女性がデザートは別腹と言うアレのことです。
実は別腹は科学的に存在するんです。
人は好物(美味しい物)を目の前にすると「オレキシン」という脳内物質を分泌します。このオレキシンが分泌されると胃にある消化途中の食物を一気に小腸に送り出してしまいます。
これが別腹の正体です。
さらに、オレキシンはその他の作用も持ちます。
オレキシンは膵臓に連絡を取り(働きかけ)、インスリンとグルカゴンを分泌させるように命令します。
インスリンは「血糖を下げる作用」がある物質です。
グルカゴンはインスリンとは逆に「血糖を上げる作用」がある物質です。グルカゴンは、血糖が低いと「肝臓と骨格筋」を分解して糖を作り出し血糖を上昇させます。
糖質制限甘味料で血糖値が上がる人は、「1型糖尿病」「2型糖尿病」「それらに近い人」が殆どだと思われます。
※糖尿病はインスリン分泌が低下する病気です。
インスリン分泌に問題があると血糖値が下がりにくい状態になります。この状態が先のオレキシンの作用と相まって糖質が含まれていない糖質制限甘味料でも血糖値が上がる要因になっているかもしれません。
糖質ゼロなのに血糖値が上がるメカニズムの流れを上記のオレキシンの作用をベースに仮定してみました。