ロードバイクってどのくらい速いのか?プロ選手から一般人(素人)まで検証
ロードバイクは速い。自転車とは思えないほど速い。転けたら重症、下手をすると死んでしまうこともあるほどスピードが出る乗り物です。
そこで、実際どのくらい速いのかを色々なデータから検証してみました。
記事の目次
世界で有名なロード・レースの平均速度です。距離に大きな開きがありますが1日に走る距離は長くても200km前後です。
23日間の日程で行われるロードレースで距離は3300~3600km(区間数で異なる)
平均時速は、約40.04km(2006~2015年)
約3週間かけて行われるロードレースで距離は2400~3800km(区間数で異なる)
平均時速は、約39.05km(2006~2015年)
スペインで3週間以上かけて行われるロードレースで距離は約3200km(区間数で異なる)
平均時速は、約38.91km(2006~2015年)
ワンデーレース(1日)でパリ~ルーベまでのロードレース。距離約260km。
平均時速は、約42.16km(2005~2016年)
ワンデーレース(1日)でパリ~ツールまでのロードレースで距離は約250km
平均時速は、約45.3km(2005~2012年)
全日本実業団自転車競技連盟のロード・レース(距離120km)での記録を参照しました。
最速平均時速 41.9km
上位10名の平均時速 41.8km
一般人が出場するロードレース大会(33km)の記録を参照しました。
最速平均時速 40.2km
上位10名の平均時速 39.1km
日本人プロが出場するロード・レース(TT/距離15km)大会の記録を参照しました。
最速平均時速 47.5km
上位10名の平均時速 46.7km
世界プロの最速平均速度54.43km(距離10km)(カンチェラーラ/2016年)
一般の個人が出場するロード・レース(TT/距離20km)大会の記録を参照しました。
最速平均時速 44.3km
上位10名の平均時速 43.3km
距離20kmの平坦コースをGPSにより計測できるアプリの結果を参照しました。
最速平均時速 36.3km
上位10名の平均時速 35.2km
世界レベルのプロと日本人プロとの差は、ワンデーレース(200km)クラスで比べると、やや世界のプロが速く平均時速に1km程度差があります。かなり大きな差ではあります・・・。
一般人と日本人プロとの差は1~2kmくらい。
タイムトライアルでも差は平均時速3kmくらいでプロとの差は歴然です。
世界レベルになると自動車並のスピードで走っています。
例えば、時速30kmで走っている人と時速29kmで走っている人の場合、10秒毎に2.78メートルずつ差が開いていきます。
距離30kmのレースならゴール時点で124秒の差がついている計算で距離にすると約1km離れている状態です。
本気で回している状態でつく時速1kmの差は恐ろしく分厚く高い壁ということなのです。
距離20~30km(平坦)を時速30kmで巡航できれば及第点という基準があるようです。
実際に速度記録アプリを見てみると、平均時速30kmオーバーを出せるとアプリ内のランキングで上位に入れるようです。
速度は上り下り、風や路面によって大きく影響されます。ただ、決まったコースを走っていると一定の基準速度のようなものが見えてきます。
平坦だと時速30kmオーバーで上位陣。ヒルクライム(平均勾配8%)だと時速13~15kmで上位陣に入ることが出来る目安が見えてきます。
自分の実力を測るためには、レースに出ることですが、私のような引きこもりがレースになど出られるはずがありません。
とりあえず、近場のコースで平均時速30kmオーバーを目指してネットで虚勢を張れるようになるのが目標です(笑)