作業効率や集中力をアップさせるために何をしていますか?図書館や公民館、貸し会議室など静かな場所で作業をすることが良いと思っていませんか?
実は、静かなところほど集中するには不向きなんです!
記事の目次
集中するということは、余計なことを考えず、それだけに注力することです。
例えば、企画書を作るときやテスト勉強するときなどですね。でも、集中する環境を間違えると集中力は高まらず、逆に気が散ってしまうことになるのです。
集中するとは、どういうことなのか。
脳が集中している状態は、脳の機能が限定的に使われている状態を指します。つまり、脳がそれしか見ていない状態のことです。
当り前のようですが、表現を変えると「集中したい機能のみ使って、他機能は停止している」ということになります。
実は脳はパソコンと同じなのです。パソコンに色々な作業を同時にさせると、一つ一つにメモリを割いて動きが遅くなってしまいます。
人間の脳も同じで、色々な情報が脳に入ってくると、それらを処理するためにメモリを割いて作業効率が低下します。これが集中が途切れる原因なのです。
集中力を一発で無くす方法は、「自分に関係する情報を耳に入れること」です。
どんなに集中していても、自分に関係するかもしれない音が耳に入ると、その音に脳が注目して分析しようと働きます。これが気が散る初動です。
例えば作業中に、こんな音が聞こえてきたらどうですか?
これら、全てについて脳は、「もしかすると、自分に関係する情報かもしれない」と思って一生懸命分析するのです。
そうすると、どんなに集中していたとしても、それらに気が散ってしまって集中が途切れてしまうわけです。
自分に関わる情報・音が入ってこなければ集中できるなら、より静かな環境のほうが良い気がします。でも、違うんです。
一般的に静かな環境を考えると図書館や会議室などですが、無音ではありません。上で書いているように、足音や笑い声ひとつでも自分に関係する音になってしまうのです。
完全な無音ならどうなのか。
実は完全無音だと人間は、気がおかしくなるらしい(笑)集中どころではないです。
実際、無音室に入ると身体の些細な音も大きく聞こえるらしく逆に気になるほどだと言います。逆に無音室では集中できないわけです。
それでは、集中するために1番効果的な方法とは何でしょう。
それはノイズの中に居ることなのです。
脳が分析することを放棄するほど無秩序な音(ノイズ)の中にいれば、脳は自分がやれることに注力します。これが集中に繋がるわけです!
ノイズは、環境音やホワイトノイズのような「サッーー」と鳴っている音(TVの砂嵐みたいなの)です。
何の意味も持たない音をノイズと表現します。
脳が分析を放棄する環境音で身近なものは、「カフェなどの店内騒音」
カフェやファミレスで集中することが出来る理由は、聞こえてくる音を理解できないため、脳が周囲の音を分析することを放棄して、今やっている作業のみに脳の力を集中させるためなのです。
それでは、集中するために必要なノイズ、環境音はどのくらいなのか?
人が集中するために必要な環境音は「70デシベル程度」です。
70デシベル以上だったり以下だったりすると集中に影響を与えてしまいます。
50デシベル位だと静か過ぎて不意に聞える音でビックリしたり気になる。
85デシベル以上だとウルさ過ぎる。
それでは、集中するための環境をどうやったら作ることが出来るのか。
この2つの条件を満たすことが重要です。これを実現するための方法を考えてみました。
集中するために必要な上記の条件を満たすために、何をしたらいいのかをまとめてみます。
自分に関係する音・情報の代表は、話しかけられることですね。話しかけられてしまえば、確実に集中することは出来なくなります。話しかけられない環境を作るか、周囲に話しかけないようにしてもらいましょう。
集中出来そうなとき、娯楽が目に入ると、そちらに気が散ってしまいます。スマートフォンや雑誌など気軽に遊べてしまう娯楽ツールは目に入らない所に置いておきましょう。
静かなところは逆に集中を途切れさせる音が多いので、適度なノイズ・環境音(70デシベル程度)を流して脳が不要な音に反応しない環境にしてしまいましょう。
世の中には便利なサービスがありますね(笑)環境音(カフェ店内音)などを流すことが出来るWEBサービスがあります!時間帯によっては、人気サービスなのでアクセス過多になって閲覧できないサービスがあるので、できるだけ多くのサービスをご紹介します!
集中するにはピッタリなカフェっぽい、ざわめきを再現してくれます。カフェの時間帯を指定できます(笑)確かに、時間帯によってノイズの種類が変わりますね。
雨音や雷の音、カフェの喧噪、電車に揺られる音などの環境音を、自由に組み合わせて自分好みのノイズを作ることが出来ます。面白いですが、ちょっと手間でもあります(笑)そんな人用にサンプルも用意されています。
雨の音だけを流してくれます。雨の強さを選択できる項目もあるので、しとしと降っている雨から嵐の音まで流せます。
色々なノイズをミックスることが出来ます。音量調整も効くのでお好みでミックスできます。ノイズのループも比較的自然。
雨の音とカフェのノイズを流すことが出来ます。どちらか一方だけ流すことが出来るので便利です。
最大で400%ほど集中力をウェブとアプリでアップさせてくれるのだとか。普通は20~30分程度しか集中できないところを100分集中させてくれる音を聞かせてくれます!アプリにも注目です。科学的根拠として、2年間にわたる200人の被験者による研究と、7万2000人以上の調査を行なっているのだとか。
フェイスブックなどのアカウントでログインすると使えるようになります。
https://www.focusatwill.com/music/
カフェ・雨音・炎などのノイズをミックスることも出来ます。カフェのノイズは良い感じのカフェ感だと思いますよ!
soundrown
夏の夜の音です。虫の音やカエル?などが鳴いています。夏っぽいです。画面内での音量調整は出来ません。
静かにパソコン作業をしている環境ノイズを流してっくれます。意外に落ち着きます(笑)
水の音と森の音を流してくれます。色々な壁紙が用意されていて、それぞれに音がついています。壁紙は美しく動いているので、それを見ながら休憩という使い方も出来ます。
日本の居酒屋ノイズです(笑)不意に「お疲れ様でーす」と聞こえてくるので、少しビックリします(笑)音量調整がメイン画面で出来ないのが惜しい。Aboutのページでリピートが出来ない代わりに音量調整が出来ます。
http://413tmks.s3.amazonaws.com/izakayasound/index.html
変わり種です(笑)シャワーの音を流せます。シャワールームのサイズを変えたりすることも出来たり、ラジオを流すことも出来ます。シャワーを流す時間も指定できる機能付き!
雨音ノイズ専門ですが、雨の強弱は付けられません。少し激しい雨脚ですね。
ジャズと雨音ノイズを流せるサービスですが、雨音を切ることも出来るので、ジャズを聞かせてくれるサイトになります(笑)ジャズと雨音は合いますね~
森の音を聞かせてくれます。音質は良いですが、音量調整が画面で出来ないのが惜しい。自然音ノイズです。
ひたすらに雪道を歩いて行く音です。壁紙が変わっていくので、雪好きにはたまらないノイズかも?
集中することは、脳が他のことを分析しないようにすることなのです。自分に関係することに脳は敏感に反応するので、それらを除外することで集中することが出来るということなのです。
適度なノイズ、環境音が集中力を高めるポイントだったんです。ファミレスやカフェは作業に最適な理由は、コレだったんです!